2020年2月29日土曜日

NINJA RATMAT(メタルマウスパッド)-闘- 600mm×300mm(特注)レビュー

掲題の件、メタルマウスパッドについては以前の記事にてレポートを投下しておりますが、結局-闘-の特注サイズとなる600mm×300mmを購入し先月下旬に入手しましたので、約1ヶ月使用時点でのレビューをお届けいたします。

前回同様結論から先に書き、奮闘記(?)は下に記載します。

-闘- 600mm×300mm特注品 レビュー

1.結論
  • 思っていたよりも止まる。様々な布系パッドを使ってからの乗り換えでしたが普通にしっかり止まります。これは自分で一番意外だった部分ですがしっかり止まってくれるという理由からハイセンシ方向に変更しても問題ないように思います。(edpi800前後での感覚)。
  • 滑りはCSやるには丁度よく滑る感じ。特にこのマウスパッドでは、布系パッド時代には成し遂げることができなかった「感度を(限度以上に)上げないまま180度振り向きに対応すること」を求めていたので、試遊時の感覚が間違っていなくて安心しました。特に後述する様に手首振り向きができるようになったのは最大の成果だと思います。-兵-には負けますが大きく横に動かすときの滑り感も大変心地良いです。
  • 反面、GSRの様な小さくて細かな動きについては現状うまく対応できていません。表面の読み取り数値が高いので細かな動きもできるかなと素人考えで期待していたのですが、こちらは引き続き調整を試みています。布を10年以上使ってからのメタルなので慣れの部分も出ているのかもしれません。
  • 横600mmの特注サイズが本当にありがたいです。布でも同様のサイズはあるにはありますが多感な時期で繊細なので感触が気に入らなかったり湿度や滑りの問題であったり買い替えのサイクルコストで破産したりしていたのですが、メタルの600はこうした問題を僕の財布の中身ごとすべて吹き飛ばしてくれました。なんなら僕以外には作ってほしくないぐらいの課題解決力を感じます(独占はNG)。僕のセンシなら実際は550あれば大抵のシチュエーションで対応できると思います。
  • 縦サイズについては、意外に300は狭く、後30~50あればと感じました。CS:GOは一瞬で死んでしまうので試合中に縦方向に限界を感じることはありませんが、ただのブラウジング中に縦が切れてしまうことがありました。もう少し撃ち合いが長いゲームであれば300だと不足するかもしれません。
  • 金属音は気になる人は気になると思います。音はヘッドホンしていると聞こえないので音というよりマウスを持っている手から金属を擦る様な感覚が入ってきます。ゆっくり動かすときに発生しますが早く動かすときにはあまり感じません。
  • ソールはごりごり削れますのでとんがったタイプのソールは合わないかと思います。僕は布時代はAS46を使用していましたがメタルでは平系のソールに変更しました。

2.筆者スペック
  • プレイヤー名:tofu(@tofu_AKs)
  • プレイ中のゲーム:Counter-Strike: Global Offensive
  • ゲーム歴:約12年/13,500時間(WarRock 1,000時間、Counter-Strike: Source 500時間、Left 4 Dead2 4,000時間、R.U.S.E 1,500時間、Natural Selection2 500時間、Company of Heroes2 3,000時間、Counter-Strike: Global Offensive 3,000時間) 国内外大会出場多数。CS:GOはutage S1 幕下 S2 小結 S3 小結 S4 小結で出場しています。一番得意だったゲームジャンルはRTSで、CoH2の北米ESL大会で優勝経験あり。
  • 主なデバイス歴(マウスパッド)QcK+、QcK heavy、GTF-X、GS-R、GS-R SE、G440、G640、Gigantus、FuryS Speed、疾風乙、飛燕、雷電、零、紫電改等(順不同)。大体長めに使ったのはこんな感じです。プラ・ガラス系は肌触りが気に入らないのでほぼ布系しか使ったことないです。個人的な思想として、まずマウスパッドを決め、それからそれに適したマウスを選ぶようにしています(雷電のせいです)。また、パッドとマウスでメーカーを合わせる傾向が強いです。
  • 現在のマウスセンシ edpi 792→調整後660 rawinput→on
  • 使用マウス GPROWL

3.その他(経緯)

(入手まで)

昨年の11月下旬に秋葉原のGALLERIA esports Loungeにて試遊させていただいた際に、横400mmでは振り向き時にマウスパッドからはみ出る可能性が高いことが判明し、翌日自宅で必要サイズを検証した結果600mmあればこの問題は解消できることを確認した後、400mm以外での発注ができる可能性のあると伝えられていたマウスパッド(たしか-闘-と-者-でした)からWL対応ができる-闘-を選択して御見積を依頼しました。特注サイズが必要という認識はやはり試遊時実際に無理を言ってCS:GOで確認させていただいた結果得られたものであり、改めてGALLERIA esports Lounge様及び株式会社 竹内型材研究所様のご厚意に御礼申し上げます。
御見積価格が予算の範囲内でしたので11月末頃に発注し、待つこと約2ヶ月(はやい)で発送の連絡がありました。
大都会実質首都メトロポリス千葉に住んでいるのでヤマト便で発送翌日に到着。当日は金曜日で普通に仕事でしたのでクロネコメンバー経由で発送時間を夕方に調整して、帰宅後受け取り。(余談ですけど以前長州に住んでいたときはクロネコメンバー使っても変更申請が時空の彼方に消えるのかいつも無視されて不在票投げ入れられてました。配送効率化とは。。。)
梱包は丁寧でヤマト便ということもあり輸送中のトラブルは少ないのではないかと感じました。梱包中には滑り止めや取説も入っています。

(first impression)
  • 長い、重い
重さ自体は数キロであり、offlineに持っていくこと自体は可能なのですが、机サイズ的に入らない会場が殆どだと思いますので、持って行っても使えません。LFS池袋さまの様なネットカフェであれば2席分の料金払えば入ると思います(そんなことできるかは不明)。
  • 金属ひんやりする
もともと前腕(手と肘の間)を机やマウスパッドにくっつけて上腕を動かす腕aimだったので、メタルが前腕にあたってとても冷たいです。この点は上述した試遊会で確認済ですので事前に用意していたアームカバーを装着して回避しましたが、多感な時期なので繊細なのでアームカバーを取り付けることによるaimの違和感が消えず、できれば取り外したいと思っていました。
  • 手首が滑り止めになる
前腕をくっつけるaim方法の場合、自然と手首もマウスパッド部に接触することとなり、接触部が滑り止めとなり上手く滑りません。試遊時は自宅環境とは異なる持ち方で確認したためこのことに気づけませんでした。まず肘の位置を下方向に下げることで手首を持ち上げようとしますが、マウスが上手く持てず断念。次に薄い手袋で手首を覆うことで滑りを阻害させないように試みましたがこれは滑り止め対策としては効果があるものの肝心のマウスの操作に違和感ができるため不採用。1週間ほど悩んだ挙げ句リストバンドを購入して手首を浮かせることで対応しました。同時に600mmメタルマウスパッドの採用により滑りが改善された結果、手首aimでも後振り向きに対応できる様になり腕aimの意味がなくなりましたので、手首aimに戻しました。(布の様なブレーキの効いたパッドでLOWセンシが後振り向きをする場合は大きな力が必要で、僕の場合手首では振り向き位置が安定しないため腕aimにしてました。)また、手首aimに戻すことでアームカバーの意味がなくなったので外しました。最後にリストバンドの厚さを選び、基本的なスタイルはできあがりました。(ここまでで約2週間経過)。

(調整)

ボット撃ちやDM(デスマッチ)で感度の調整を試みました。特にメタルになったことと、手首aimになったということの2つの大きな変化点があったため、これまでのedpiにとらわれず感度を上下両方向に変更して好みの感度を見つけようと試みました。2週間調整した結果として手首ということもありedpiは660まで下がりましたが、環境によってはedpi800程度までなら上げても問題ないと思いました。この感度は暫定OK版なのでまた変わるとは思います。

4.今後の課題
  • さらなるedpiの調整
  • ソールの劣化と感度の変化を確認
  • 日常メンテナンス方法の確立