2019年11月24日日曜日

NINJA RATMAT(メタルマウスパッド) 試遊レポート

-多くのプレイヤーに触れてほしい力作-


11月23日(土)に開催されたNINJA RATMAT(メタルマウスパッド)様の試遊会に参加できたのでレポートを投下します。

※レビュー経験が少ないので様式等はdyson(@srwflol)様の書き方を参考にさせていただいております。
※レビューを最初、その他情報をその下に記載してます。


1.レビュー

①4枚共通の情報 
  • これまで自分が使った中でも一番滑るマウスパッドは紫電改ですが、それが数年使ったGSR-SEかな?と思えるぐらい滑ります。一番滑らない闘ですら一度滑り始めるとそんな感じです。
  • 初動の軽さはそこまででもない様に感じました。あまりに軽すぎると微妙にAimがズレるので良いかと思います。
  • 滑り止めを下敷きにするのでマウスパッド自身が滑ることはありません。
  • 表面はやはり使っていく内に少しは劣化する様です。ただ再研磨のサービスがあるらしいので削れに削れて厚さがなくなるまでは繰り返しほぼ同じ精度で使えると思います。砥ぎに出している時もメタルマウスパッドを使うため2個目を買って予備としたい(?)。
  • 金属は冷えます。肌で滑りを阻害しない意味も込めてアームカバーを推奨します。
  • 大事なことは現在サイズ展開が横400mm一択であり、これは実際振り向き20cm(200mm)以上のプレイヤーが使用する場合に振り向けない問題が発生する可能性が高いです。(マウスをパッド中心に置いたとき左右移動可能距離が200mmのため。)後述する通り筆者の振り向きは30cm(300mm)程度ですので、単純計算で600mmの横展開が必要になってきます。実際はマウスが中心にいることは少なくまたマウスセンサーまではマウスパッドはみ出しは許されるので、筆者現行使用のG640rが460mmで不足気味なことを考えると少なくても500mm、できれば550mm程度のサイズ展開は欲しいのかなと思います。海外プロプレイヤーにはedpiが450程度、おそらく振り向き50cm程度のプレイヤーも存在しますので、横サイズ800mm程度の需要も存在しているのかもしれません(ここまでのlow sensitivityの世界はよくわかりません)。
  • サイズ展開については何かしらの対応ができるかもしれないということなので、続報に超期待したいです。
  • 縦移動についてはCS:GOで語れる部分は少ないので、QuakeやNS2、あるいは競技Aiming界からの評価を待ちたいと思います。
②者 
  • これが一番滑ります。実際に摩擦係数が最小ということなので上述の通り初動の力は最小限必要ながら一度スイッチが入るとマウスパッドの端まで滑っていきます。
  • 時代先取りし過ぎてるデバイスプロ勢や滑りを求めるハイセンシどんとこい勢などALL SPEEDで止まることを知らない方々が好むのも頷ける。
  • 摩擦が少ないので接点であるマウスソールが削れにくいのも◎。
  • デリケートということなので不注意による破損に注意。磁石付きマウス使えます。
  • CS:GOで止めるのは工夫が必要かもしれません。
③闘
  • 一番滑らない(それでも紫電改を凌駕する滑り)。その分摩擦が発生するのかソールが削れやすい。ゴシゴシやるとソールの切り屑が出てくるレベルらしいです。
  • アルミなので表面の触りが他とは異なる印象。臨や兵で感じたようなサラサラ感は薄くなる感じがしました。アルミなので軽く、オフラインでも持っていけます(持って帰られるので盗難注意)。磁石付きマウスも使えます。
  • 他のレビューでも一番実用的なのではないかとの意見が多く見られました。たしかに滑り始めてからのスピードは他の3種と比較して抑えられている感がありそれ故止めやすいのは確かかと思います。ただCS:GO民なら闘一択かと言われると決してそんなことはなく、結局のところ止める方法はソールで止めたりマウスの持ち方、力の加え方だったり、最悪指で止め力を与えればよいだけであって、マウスパッドにはマウスパッドにしかできない純粋な触り心地良さと滑りを追究するのが真のあるべき姿だと思っているので、この辺りは価格の高さの意味でもまずは闘を購入して落ち着きたい人と、未踏の桃源郷を探す人で意見の分かれるところかと思います。
  • たぶんCS:GOで使えると思います。止め方変える必要が出てくるかもしれません。
④兵 
  • 触りがとても気持ちいい。波状に線が入っているらしく、そこでソールが削れます。布より削れるらしいのでマウスパッド交換頻度はなくなる代わりにソールの交換頻度は増えると思われます。上の闘や者と比較するとスペック上では尖った印象は与えませんが、触った感触と滑り方が気に入っています。
  • 闘のような表面に抵抗されている感覚でもなくまた者の様に無人の野を行く体でもなく、なんか私ここにいますねーってのを知らせながら滑っていく感覚が素晴らしいと思います。書類審査では真の実力は測れなくて面接してみるとあぁ大天使でしたかみたいな聖人が千葉近辺に一人いると思うんですけどそんな感じなのでとにかく百聞は一見に如かずで触ってみてほしい。
  • 磁石付きマウスはお断りされます。
  • CS:GOでも使える人は使えると思います。筆者はマウスソールか力の加え方を変えると使える様に感じました。
⑤臨 
  • 上下に網目の線が入っている様でそこでソールが削れるらしいです。
  • 上のdyson様のブログで上下のAimのしやすさは一番と書かれていましたが上述の通りCS:GOでは上下方向のAimが少ないため筆者には判定できませんでした。逆に言えばCS:GOをプレイする上では気にする問題ではないのかなと思います。
  • こちらも兵と同様に触り心地や滑り方が気に入っています。
  • 者と闘は性能的に両極端なので、平均的な値を取りつつ気持ちの部分も重視するバランス型のCS:GOプレイヤーは兵・臨の内気に入った方を選択すると良いのかもしれません。
  • 磁石付きマウスは使えません。
  • 兵と同じでCS:GOでも使える人は使えると思います。



2.筆者スペック

  • プレイヤー名:tofu(@tofu_AKs)
  • プレイ中のゲーム:Counter-Strike: Global Offensive
  • ゲーム歴:約12年/13,500時間(WarRock 1,000時間、Counter-Strike: Source 500時間、Left 4 Dead2 4,000時間、R.U.S.E 1,500時間、Natural Selection2 500時間、Company of Heroes2 3,000時間、Counter-Strike: Global Offensive 3,000時間) 国内外大会出場多数。CS:GOはutage S1 幕下 S2 小結 S3 小結で出場しています。一番得意だったゲームジャンルはRTSで、CoH2の北米ESL大会で優勝経験あり。
  • 主なデバイス歴(マウスパッド)QcK+、QcK heavy、GTF-X、GS-R、GS-R SE、G440、G640、Gigantus、FuryS Speed、疾風乙、飛燕、雷電、零、紫電改等(順不同)。大体長めに使ったのはこんな感じです。プラ・ガラス系は肌触りが気に入らないのでほぼ布系しか使ったことないです。個人的な思想として、まずマウスパッドを決め、それからそれに適したマウスを選ぶようにしています(雷電のせいです)。また、パッドとマウスでメーカーを合わせる傾向が強いです。
  • 現在のマウスセンシ edpi 788 振り向き実測30cm程度 rawinput→on
  • マウスパッド上の課題 初速の遅さ、滑りの悪さ、劣化による消耗を解決したい

3.テスト環境
  1. 日時 2019年11月23日(土)
  2. 場所 GALLERIA esports Lounge様(秋葉原)
  3. 天気 雨 室外約12℃ 室内23℃ 湿度不明
  4. 同行 onichin氏(@JOjojune2748) ←CSGOのチームメンバーです。
  5. 使用マウス 基本的に試遊時に置かれていたマウスを使っています(たしかmodel-O/M4/UL2だった?)後述するCSGO上での試遊時は私物のGPROWL/AS46・Xtrify M4/デフォルトソールを使用しました。M4はマウスバンジーなし、ケーブルもデフォルトです。アームカバーはEadaliを使用。

4.当日の振り返り
  • 以前からNINJA RATMAT様のtwitterをフォローさせていただいており、また先日上述のdyson様のレビューも拝見して価格に震えつつも上述の課題を解決できる可能性を感じておりましたが、遂にトライの機会が訪れたということで(土日仕事入ること多くてTGSは参加できず)、2週間ほど前から仕事入らないようにお祈りを欠かしませんでした。無事逃げ切れたので11:00に秋葉原駅でonichin氏と合流してお昼食べつつ開店(11:30)数分前に到着。
  • 勝手な想像ではガレリア様地下のレンタルPCの前に4枚のマウスパッドが並べられ、それ目当てに5キロくらい列ができている予想だったのが天候やお昼前ということもあってか待機列はなく、試遊も1階のPC売り場で行われており椅子、ゲームなどは用意されていませんでした。(ブラウザは開けますのでブラウザで動くAim練習サイトは起動できます。)
  • 仕方がありませんのでゲームしている自分の姿を想像して現実の手の感覚と合成しようとしましたが1時間トライしてゲシュタルト崩壊を起こしたので一度ark様に避難してM4を買い心を落ち着かせました。
  • お店に戻るとその間にある程度捌けたのか人もまばらで、再びマウスパッドと向き合う作業に戻ろうとするとなんとNINJA RATMAT様、ガレリア様のご厚意で暫くの間地下のレンタルPCコーナーで試遊できるとのこと。
※あくまでスペース、時間に余裕のある場合のみの、限られたご対応だと思いますので、全員が必ず試せるわけではありませんよ!

  • 兵と闘の2つをそれぞれ5分ほどトライさせていただいて、理解を更に深めることができました。特に上述の初動・滑りの課題が解決できるかを確認するためにはゲーム内で敵の動きと合わせる必要がありましたので、今日確認できなければ本社にお伺いして確認しようと思っていました。大変助かりました。
  • 合間合間にNINJA RATMAT様のお話を拝聴する中で日本のコミュニティ・ユーザーに対するお気持ちやニーズに寄り添う姿勢には心打たれるものがあり、心・技ともに充溢した心強い企業様が出てきたなという印象を受けました。
5.最後に
  • メタルマウスパッド試遊会は本日(11月24日)も開催されますので多くの方に実際に触っていただければと思います。
  • また神奈川県内の方は本社様に現物があり試遊可能ということでしたので、直接ご連絡を取ってアポイントの上でご訪問されると良いかと思います。
  • 遠方の方もこれから全国各地で試遊会等企画されるかと思いますので、NINJA_RATMAT様をフォローまたはprofile内のdiscordにjoinしておきましょう。